第237回 綜合研究会
日時:平成23年5月8日
会場:北とぴあ
今年の綜研は、初めて東京都北区王子駅前にある北とぴあさんで行われました。
会場は新しくきれい!建物の中は広すぎて中で迷子になりそうでした。
さて、午前中は初の講師と言う 森 玉桂理事により、これまた初と言うパソコンを使っての講義。
級位者「歐陽詢の化度寺碑」でした。
これまでのベテラン先生の講義とは違い、今どきの大学での講義のような進め方で、今どきの初心者にも理解しやすい内容となりました。
級位者だから初歩的な話しは当然だけど、改めてみるとちゃんと理解していなかった碑の作り方や拓本のとり方、どうして法帖を見た方が良いのか、どう見るべきかを、解りやすく解説してくださいました。
午後は篠原 雪楊 常任理事による、段位者「顔真卿の祭姪文稿」
沢山の限りなく本物に近い、私たちには珍しい、法帖や本物の拓本を見せて戴きました。
(午前中の玉桂先生の講義で拓本の説明がありましたが、ここで本物が見る事が出来、紙の凹凸がよくわかりました)
雪揚先生は、この綜研講師の為に、わざわざ台湾まで研究しに行かれたそうです。
さすが!篠原先生!
そして最後に小山 司雲 理事長による師位「殷代の甲骨文」
甲骨文って、不思議な感じです。亀の甲羅などに掘った文字で占いをしたそうです。
でも、お話を聞いてみると後から文字を入れて良い方に占った事にしたようで、昔から偉い人はやらせがあったのですね!
だけど、こんなに古いものが残っていて、私たちが臨書をするのだからやはり不思議な感じです。
次回の秋は、筆を作るそうです。
これまた楽しみ♪
今回、出席ができなかった方、秋も北とぴあさんで行われるそうです。
是非お会いしましょう。
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