2014年 平成26年9月18日 日本書道学院副理事長 宝力白洋先生がご逝去されました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
ご家族の皆様にとって大切な方であったことは、推して知るべくもないことですが、私共学院にとっても、とても大切な、しっかり者の先生で居られました。
何かにつけて、「こんなやり方では宝力先生に叱られる!」と
事務局では、いつもそんな事を言い合っておりました。
武内枝雪会長のパーティ会場にて
練成会の朝に、出かける支度をして倒れられ、そのまま逝ってしまわれた先生。
部屋には、筆や紙が整理されているだけではなく、これからのご自分の出展作品や、会の書類等がきれいに纏められてありました。
生前「誰にでも解る様に…」とおっしゃっていたそうです。
さすがは白洋先生です。
第29回嘯龍社展より
いつも受付をしてくださいましたね。
白洋先生は、昭和37年に日本書道学院に入門され、38年に授号され、白洋となられました。
初代会長であられる、大西南堂先生に師事し、篁葉先生、松雲先生の下で練磨をされ、最近では枝雪先生の片腕として、またそして本部教場の教場責任者としてご活躍されていました。
第84回 南門ミニ書作展より
永い間、学院を支えてくださっていたのですね。
お疲れさまでした。
これからは、先に逝かれた歴代の先生方とゆっくりご歓談されて、私達を見守ってください。
2011年 特研旅行より(紙すき)
これからも、私達の合言葉「宝力先生に叱られる!」を胸に刻み、自分達を正しながら叱られないように努めてまいります。
練成会場にて
書道だけでなく、沢山のご指導をありがとうございました。
合掌
そして、今年2014年12月のミニ展と同時開催は、本部のみなさんによる「四季おりおり展」です。
開催されました後には、遺作となった作品もホームページに掲載をいたしますが、宝力白洋先生が計画し楽しみにされていた展覧会です。
会場には宝力先生を偲んで語り合える場も作ってくださるそうですので、是非ご高覧いただけますようにお願いをいたします。
白洋先生、本当にありがとうございました。
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